2015年9月30日更新

【自称工作師がつくる「電熱式フリクション消しゴム」】

私はかつて百均の「電動字消し」を使った、回転式フリクション消しゴムを作ったことがある。
安価である反面、動作音がするのが欠点である。
安価に熱を発生させる装置を手に入れた私は。。。

自称工作師

文具工作部隊「SKIP」隊長、日本茶色普及協会理事長、茶色好き(通称:チャイラー)。
「ないものは自分で作る」「作り方は自分で考える」をモットーに、不定期で「工作会議」を開催しワークショップを行っています。

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はじめに

 

 

フリクションインクは、およそ60度の熱で透明になる。

実際は消しているのではなく、摩擦熱でインクを無色化している。

 

私がかつて作った電動字消しを使った「フリクション消しゴム」。

マブチモーター使ってフリクション用消しゴムを高速回転させて、熱を発する方式である。

安価で簡単に作ることができる反面、「ウィーン」という動作音のため、会議中などの静かな場所で使うのは多少の勇気を必要とする。

回転式

 

文具王・高畑さんが作った電熱式フリクション消しゴム。

電気で熱を発する方式のため、動作音もなく非常に合理的である。

電熱式

 

つい最近、電気で熱を発する装置を安価で手に入れた。

百均の「ハンディーシーラー」である。

ハンディーシーラー

 

実はコレ、「ハンディーシーラー」としての使い勝手が悪いうえ、数回使うとすぐに壊れる。

しかも本体がプラスチックできているため、「己の熱で己を溶かす」という驚愕の仕様になっている。

 

しかし、すぐに熱が発生するという特性は捨てがたい。

そこで私は、フリクション消しゴムにこの特性を応用できないかと考えた。

 

したがって今回は、「ハンディーシーラー」を使って電熱式フリクション消しゴムを作ってみる。

 

 

分解してみる

 

ハンディーシーラーを分解してみる。

驚くほどシンプルな作りである。

直列につないだ電池に金属線に通しているだけ。。。

分解1

分解2

 

未使用時は、バネで金属線を上に押し上げているため、電気が通らない。

使用時は、バネが押し下がり、電気が通って熱が発生する。

つまり、「押さえる」ことでスイッチが入る仕組みである。

分解3

 

 

 

方式を考える

 

 

もともと「ハンディーシーラー」なので、ステープラーのように上下にハンドルがついている。

電熱式フリクション消しゴムとして使うなら、上下から押さえる必要がない。

 

簡単に使えないと消しゴムの意味をなさないため、紙に押し当てて電源が入る仕組みにする。

 

だとすると。。。

 

ハンディーシーラーから「上のハンドル」を取っ払えば、そのまま「フリクション消しゴム」に変身するではないか。

 

 

作ってみる

 

といっても、上のハンドルを取っ払うだけ。

上部ハンドルの取り外し

 

完成。

完成

 

 

 

使ってみる

 

 

どのくらいで熱くなるのか確かめるため、指でスイッチオン。

アチチ

 

アチ!

 

数秒で熱くなる。

ビニールを溶かすので結構な温度であるのはわかっていたはずなのに、まんまと指でスイッチを入れてしまい軽くヤケドする。

(工作師からのお願い。よいコはマネをしないでね)

 

フリクションで適当にノートに落書きする。

ラクガキ

 

「電熱式フリクション消しゴム」を当ててみる。

動作確認1

動作確認2

 

お、消えた。

動作確認3

 

しかし。。。

 

うーん。

紙に当てる部分が大きすぎる上、ヘッドがデカいのでどこをどれだけ消しているのかわからない。

細かい部分を消すのは無理である。

 

やむを得ない。

今回は電熱式フリクション消しゴムの「基礎技術の確立」と割り切る。

 

完成形は、後日あらためて作ることにする。

 

 

 

まとめ

 

 

数秒で熱が発生するのがわかったことは「成果」である。

 

今回判明した課題を解決し、消しやすいカタチを考えて、必ずリベンジを果たす。 

そして、いつか私も文具王・高畑さんのライバルとして認められたらいいな。

 

。。。

不要になった部品。

余った部品

 

ん?

 

カーブがついてるな。

カーブ

 

この「色っぽい」カーブ、何かに利用できないかな。

あ、アレを作ろう!

この部品を使った工作は、次回別途紹介する。

 

金属版、ジャマだからはずしてしまえ。

金属板

 

ん?

 緑の部品

今日のカオ

 

今日のカオ。

 

文具王・高畑さんのパ○リである。

( ̄▽ ̄)T

 

 

 

 

 

 

 

 

<免責事項>

工作で事故が起きても、当方では責任を負えません。

あくまで自己責任で行ってください。

 

 

 

 

 

 

 



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