2015年11月11日更新

【自称工作師がつくる「無限紙ばさみ」】

手帳カバーに増設する紙ばさみを作る。複数枚収納できること、全体が参照できること、脱落しないこと、書き込めることを要件として、コストをかけずに作ってみる。

自称工作師

文具工作部隊「SKIP」隊長、日本茶色普及協会理事長、茶色好き(通称:チャイラー)。
「ないものは自分で作る」「作り方は自分で考える」をモットーに、不定期で「工作会議」を開催しワークショップを行っています。

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はじめに

 

ここ数年、ノートカバーが流行っている。
各社ともポケット、しおりなど独自の機能を付加しており、店頭にはさまざまなモノが並んでいる。
そういう私も、ノートカバーを手帳カバーとして利用している。

私の手帳はA5サイズである。
オフィスで用いるドキュメントはA4サイズが多いため、半分に折るとA5サイズになる。
またA5サイズは見開き2ページでA4サイズになるため、コピーなども取りやすい。

最初は手帳の間に紙を挟んでいたのだが、持ち歩くうちに脱落してしまう。
オフィス外でドキュメントを落とすと、セキュリティ事故として扱われてしまうこともある。

次に考えたのがノートの表紙を挟むポケットにドキュメントを差し込む方式である。
これでもまだ、ばらけて落ちることがあるうえ、ポケットに差し込んだ部分が隠れてしまい可読性が悪くなる。

その後、ビニール製のポケットを持つA5用増設リフィルを見つけたので、それを使ってみた。
可読性があり脱落も少なくなったが、直接書き込むことができないことと、ビニールからドキュメントを取り出すのが煩雑になった。

それぞれの方式は一長一短である。
今回は、ノートカバーに増設する紙ばさみを作ってみる。

 

 

工作のポイント

 

私の用途をもとに、今回作成する紙ばさみの要件を検討する。

・5枚以上のドキュメントを収容できること
・手帳からドキュメントが脱落しないこと
・ドキュメント全体が参照できること
・ドキュメントに直接書き込めること

すべての要件を満たすには、折り目にゴムひもを引っ掛けるしかない。
どうやって引っ掛けるかが、今回の工作のポイントである。

 

 

今回使った材料

 

1)A4クリアホルダ
 隠れる部分であるため、色は問わない。
 その辺に転がっているもので十分。
 厚紙でも代用可能。
クリアホルダ

 

2)百均のゴムひも
 極細から極太までさまざまなものが店頭に並ぶ。
 厚さを左右するため、あまり太くないほうがよい。
百均のゴムひも

 

 

今回使った道具

 

1)ハサミ
 クリアホルダを裁断し、ゴムひもを切断するのに使う。
ハサミ

 


作り方

 

1)A4クリアホルダをカット
 広げたらA4になるように、はさみでカットする
 折り曲げ部分を利用するため、写真のようにカットする。
クリアホルダの裁断

クリアホルダの裁断2

2)上下に切りこみを入れる
 カットしたクリアホルダに、ゴムひも用の切りこみを入れる。
 切りこみの数は2~3箇所。
 切りこみの深さは三角形で4mm程度。
切り欠き上

切り欠き下

3)ゴムひもを切って結ぶ
 長さはA5の長いほう×2くらい。
 ゴムひもの太さにもよるが、ひとつの切りこみにゴムひもは2~3本入るため、通したい本数だけゴムひもを切る。
 ゴムひもをかた結びして、余分なところをハサミでカットする。
ゴムひもの切断と結び

 

4)ゴムひもを通す
 カットしたクリアホルダの切りこみにゴムひもを通す。
クリアホルダに通す

 

5)組み立て
 クリアホルダをノートカバーにセットする。
ノートカバーにセット

 

6)紙を挟む
 ゴムひもに紙を挟む。
ゴムひもに紙を引っ掛ける

 

完成。

 

 

使ってみる

 

1)5枚以上のドキュメントを収容できるか?
 それぞれのゴムひもに1枚ずつ挟めば3枚、2枚ずつ挟めば6枚。。。
 うん、収容できるね。
挟める

 

2)手帳からドキュメントが脱落しないか?
 ゴムひもで紙を挟んであるから、開くほうを下にして持ってみても。。。
 うん、落ちないね。

 

3)ドキュメント全体が参照できること
 ゴムひもで紙の中央を押さえているだけだから。。。
 うん、参照できるね。

 

4)ドキュメントに直接書き込めること
 ゴムひもで紙の中央を押さえているだけだから。。。
 うん、直接書き込めるね。

 

よし!
全ての要件を満たすことができた。

 

 

まとめ

 

わたしレシピ。

わたしレシピ

 

。。。
理論上、無限に紙を挟むことが可能であるため「無限紙ばさみ」と命名した。
ゴムに通せることができれば、ドキュメントだけでなく小冊子なども挟むことができる。

クリアホルダは放っておくとたまる一方である。
新たに買う必要がないため、材料費はほとんどかからない。

 

。。。
ノートカバーにクリアフォルダを突っ込んだだけなのだが、構造が単純なだけに応用範囲が広い。

 

無限紙ばさみ。
応用範囲も「無限」である。
( ̄▽ ̄)T

 

 

 

 

<免責事項>
工作で事故が起きても、当方では責任を負えません。
あくまで自己責任で行ってください。

 

 

 

 

 

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