2016年4月11日更新

【自称工作師がつくる「自称すごいノート」】

夜中にふと思いついたゴム綴じ製本。やってみたらすごかったんだけど、発表したら反応はイマイチでした、というお話。

自称工作師

文具工作部隊「SKIP」隊長、日本茶色普及協会理事長、茶色好き(通称:チャイラー)。
「ないものは自分で作る」「作り方は自分で考える」をモットーに、不定期で「工作会議」を開催しワークショップを行っています。

View
3,388
クリップ
0

はじめに

 

私は自称工作師を名のっているが、自称「リングノート専門家」でもある。

ノートはツイストリングを使ったものを愛用しているのだが、100枚綴じのリングだと乱暴にバッグなどに放り込むとリングが壊れてしまう。
「金属でリングを作ってほしい」とリヒトラブのお客様相談室にメールを送ったり電話したりしているのだが、ユーザーの声がメーカーにはなかなか届かない。

自由にデコれるノート
本革ノート

私はノートを閉じるのに、百均のゴムひもを使っている。

ゴム閉じ

 

夜中に、ふと思いつく。

ゴムひもで綴じてみたらどうなるだろう。。。

ゴム綴じ製本。
思いついたらやらずにはいられない性格なので、すぐに着手してみる。

 

 


工作のポイント

 

事前の実験により、ゴムをキツく締めるとノートが開かなくなることがわかった。
ノートを全開にするために、どこまでゴムをゆるめなければならないか。
これが第一のポイントである。

また厚いノートに柔らかいゴムひもを通すのは容易ではない。

工作のポイント

 

今回用いたゴムひもがリングノートの穴径と同じくらいであるため、固いもので突き刺すようにしなければならない。
編み棒を使おうと思ったが、結び目が穴を通らない。
試行錯誤のうえ行きついたのが「ストロー」である。
今回はストローを使い、穴にゴムひもを通していく。

 

 


今回使った材料

 

1)バラしたノート


 今回は私が普段使っている「革ノート」の革表紙、無印良品のダブルリングノートをばらしたものを利用する。

バラしたノート

 

2)ゴムひも


 百均で購入したもの。
 日本茶色普及協会公認の茶色のゴムひもを利用する。

ゴムひも

 

 

今回使った道具

 

1)ハサミ


 ゴムひもをカットするのに使う。

ハサミ

 

2)ストロー


 マイルドカフェオレに付属しているストローを利用。
 ノートにゴムひもを通すのに使う。

マイルドカフェオレ

 

 

作り方

 

1)ひとつめの穴にゴムひもを通す
 ゴムひもに結び目をつくり、反対側の先端をストローに差す。

ストローにさす

 

 このとき、ノートを使うときにウラ面になるほうから通す。

ストローで差す

 


 ストローをつまみながら、リングノートの穴にストローを通し、反対側から引っぱる。

裏側から引っぱる

2)ふたつめ以降の穴にゴムひもを通す


 ふたつめ以降の穴も通していく。

ふたつめの穴

 

 締める具合は、写真を参照すること。
 外側に出たゴムひもの輪の間に1~2mmのスキマができるくらいがちょうどいい。

ゆるめ具合

 

3)閉じるための輪を通す


 1/3インチピッチのリングノートの場合、A5サイズだと24穴になる。
 12穴目と13穴目の間にゴムひもを通し、閉じる仕組みを作る。
 (あとからこの穴にゴムひもを通してもよい)

閉じる仕組み

 

4)ゴムひもの調整


 最後の穴を通したら、ノートを開いてみて無理がない程度にゴムを緩める。

ゆるめ調整

 

5)ゴムひものカット


  結び目を作って、適当なところでゴムひもをカット。

ゴムひもカット1

ゴムひもカット2

 

 

完成。

完成

 

 


使ってみる

 

閉じてみる。
茶色いゴムひもが茶色い表紙にピッタリはまり、茶色好きにはたまらないカンジになる。

閉じたところ

 

 

前世から引き継いで閉じる仕組みも作ったので、ちゃんと閉じることができる。

閉じる仕組み

 

開いてみる。
リングノートと同じように180度開くことができる。

開いてみる

 

書いてみる。
ゴムひもで綴じたことにより、何とリングが手にあたらない。
私はリングが手に当たらないように横書きでノートを使っていたのだが、これなら縦書きにしても使える。

書いてみる

 

リフィルを入れ替える。
ここで気づく。
リフィルが入れ替えられないじゃないか。。。

でも心配無用。
ゴムひもの結び目をほどいて、綴じたゴムを外せばリフィルを入れ替えることができる。
ツイストリングほど手軽ではないが、たまにしか入れ替えない私には問題ない。

 

 

まとめ

 

わたしレシピ。

わたしレシピ

 

思いつきで作ってみたが、想像以上に使い勝手がよい。
ゴムをもう少しゆるめると、ノートを裏返すことも可能である。

裏返し

 

また、さらなる可能性を秘めた工作でもある。

結び目を間引いたら、どうなるだろう。

間引く

 

細いゴムひもで綴じてみたら、どうなるだろう。
綴じ方を変えてみたら、どうなるだろう。

くつ紐綴じ

 

これからも、いろいろ試してみることにする。

 

。。。
2015年グッドデザイン賞を受賞した、コクヨソフトリングノート。
その特徴は、手にリングがあたらない(あたっても気にならない)ことである。
もちろん、このノートも手にリングがあたらない。

 

2012年大阪府知事賞を受賞した、ツイストリングノート。
その特徴は、リフィルが入れ替えられることである。
もちろん、このノートもリフィルが入れ替えられる。

 

私が作ったゴム綴じ製本の「すごいノート」を発表したら、文具会はきっとスゴイ騒ぎになるに違いない。

 

勝手に思いこんで臨んだ、3月の文具祭りのユーザプレゼン。
しかし、お客さまの反応はイマイチ。

文具祭り

 

ノートメーカーの皆さま。

このノート、製品化していただけないでしょうか?
手にとってみると、その良さがわかります。
( ̄▽ ̄)T

 

 

 

 


<免責事項>
工作で事故が起きても、当方では責任を負えません。
あくまで自己責任で行ってください。

 

 

 

 

 

コメント

コメントを入力するためにはログインが必要になります。
まだ登録していないかたは無料会員登録をしてください

ログイン 無料会員登録

読み込み中です・・・
コメントはまだありません

こんなコラムも書いています

【自称工作師がつくる「自称すごいノート」】

【自称工作師がもらう「茶色いインク」】

アメリカで文房具を普及するビジネスを始めたブルースさんからいただいた茶色インク、というお話。

【自称工作師がつくる「自称すごいノート」】

【自称工作師がもらう「焼酎のガラスペン」】

懸賞王からいただいた焼酎のガラスペンを試してみました、というお話。

【自称工作師がつくる「自称すごいノート」】

【自称工作師が貫いた「色に対する一途な愛」】

愛が満ちあふれる世界に生きつつ、一途な愛を貫いた45歳工作男子の物語、というお話。

【自称工作師がつくる「自称すごいノート」】

【自称工作師が考える「シールの新しい作り方」】

セラミックカッターを「あのシール」に適用しました、というお話。

【自称工作師がつくる「自称すごいノート」】

【自称工作師が考える「理想の重心バランス」】

「他人から見たらどうでもいいことに対する執拗な情熱」をもつ45歳工作男子、というお話。

関連するコラム

【自称工作師がつくる「自称すごいノート」】

赤い文房具 ver.1

私所有の赤い文房具の魅力をお話しさせて頂きます♪

【自称工作師がつくる「自称すごいノート」】

緑の文房具 ver.1

私所有の緑の文房具の魅力をお話しさせて頂きます♪

【自称工作師がつくる「自称すごいノート」】

多色使いの文房具 ver.1

私所有のマルチカラーユーズ文具。 魅力の商品が、工夫することにより更に輝く… そんなアイデアと、贈って貰った幸せをお話しさせて頂きます♪

aboutブングスキー

おすすめのコラム

いまbungusukiで注目のコラム

アクセスランキング

人気のあったコラムランキング

話題のキーワード

いまbungusukiで話題になっているキーワード

» キーワード一覧

bungusuki [ブングスキー]|文具好きのためのコラムメディア