2016年7月19日更新

【自称工作師が比べる「ふせん作成用テープのり」】★注意:訂正記事あり

貼ってはがせるテープのり、手元に4種類ほど集まったので評価してみました、というお話。

自称工作師

文具工作部隊「SKIP」隊長、日本茶色普及協会理事長、茶色好き(通称:チャイラー)。
「ないものは自分で作る」「作り方は自分で考える」をモットーに、不定期で「工作会議」を開催しワークショップを行っています。

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★注意★ ※20160809追記

 

 

この記事はプラスさんの手違いにより事実と異なる内容を含みます。
こちらもあわせて参照ください。

 

自称工作師が訪れる「プラス株式会社」
自称工作師が考える「究極のプラス思考」

 

 

 

はじめに

 

7年ほど前から、私はふせんを自作している。

工作師ふせん

ふせん作り

それを公言すると「試してほしい」と、いつの間にか手元に「テープのり」が4種類ほど集まった。
4年ほど前にふせん作りに最適なトンボ「ピットテープM」に出会って以来、新商品を試していない。
そこで今回は、どのテープのりがふせん作りには最適なのか、入手した4種類を比較してみる。

 

 


比較対象

 

1)プラス「norino pod(以下、ノリノ)」

キレイにはがせる緑色のタイプ。

ノリノ

 

2)トンボ「PIT Tack C(以下、ピットタックC)」

しっかり貼っていつでもはがせる。
ふせんが作れる!テープのり。
春頃に発売された新製品。

ピットタックC

 

3)トンボ「PIT Tape M(以下、ピットテープM)」

こちらが現時点で工作師推奨のテープのり。
4年間、使い続けている。
最近店頭で見ないのは、ピットタックCが後継の位置づけだからだろうか。

ピットテープM

 

4)マインドウェーブ「pointed color(以下、マインドウェーブ)」

乾く前に貼ると「強力のり」になり、乾いてから貼ると「貼ってはがせる」という、面白いテープのりである。

マインドウェーブ

文具レディのまきさんからもらったものなのだが、インターネットで検索してもなぜか商品情報が出てこない。

マインドウェーブ

 

 


比較の方法

 

いつものやり方で40mm×40mmのふせんを作り、キレイに貼ってはがせるかどうかを試してみる。
ふせんは3つ作成し、テープのりを1本、2本、3本と、テープのりの量を変えて「何をどれだけ引く(貼る)のが最適か」を調べてみる。

比較観点は、以下の通りである。

・貼ったふせんが、はがれないか
・ふせんをはがしたときに、紙にダメージを与えないか
・ふせんをはがしたときに、のりが残らないか
・ふせんを再度、貼ることができるか

 

 


比較してみる

 

1)ふせんの作成

4種類×3のふせんをカットする。
ふせんに使う紙は「LIFE NOBLE MEMO」である。
どのテープのりを使ったかわかるように、表面に名前を書いておく。

 

2)テープのりを貼付

それぞれ3つのふせんに対し、1本、2本、3本、テープのりを引く。

テープを引く

 

マインドウェーブは粘着面幅が細く、他のテープのりの半分ほどしかない。
幅が同じになるようにマインドウェーブだけは、2本、4本、6本と引く。

マインドウェーブ

 

3)紙への貼付

作ったふせんを紙に貼り付ける。
使った紙は、私が日常的に使っている無印良品のダブルリングノートの紙、佐々木紙工の「特抄再生上質70」である。

紙に貼り付け

 

4)貼ったふせんが、はがれないか

日常使いではがれてしまっては、ふせんの意味をなさない。
ふせんを貼った紙を振って、落ちないか確認する。

かなり激しく振ってみたが、どのふせんも脱落することはない。

・ノリノ :○:問題なし
・ピットタックC :○:問題なし
・ピットテープM :○:問題なし
・マインドウェーブ :○:問題なし

 


5)ふせんをはがしたときに、紙にダメージを与えないか

はがしたときに紙にダメージを与えてしまうと、ふせんの意味をなさない。
実際にふせんをはがしてみる。

はがしてみる1

はがしてみる2

・ノリノ :×:粘着力が強すぎて、紙にダメージを与えてしまう。
・ピットタックC :○:問題なし
・ピットテープM :○:問題なし
・マインドウェーブ :○:問題なし

 

6)ふせんをはがしたときに、のりが残らないか

はがしたときにのりが残っていると、はがした部分の紙に文字を書くときの障害になる。
はがした部分の紙を見て、のりが残っていないかを確認する。

はがしてみる3

はがしてみる4

・ノリノ :-:紙にダメージを与えてしまっているため判定不可能
・ピットタックC :○:問題なし
・ピットテープM :△:少しだけ紙にのりが残っている
・マインドウェーブ :○:問題なし

 

7)ふせんを再度、貼ることができるか

貼ってはがせることが、ふせんの要件である。
一度はがしたふせんを再度貼ってみる。
マインドウェーブ

・ノリノ :-:紙にダメージを与えてしまっているため判定不可能
・ピットタックC :○:問題なし
・ピットテープM :○:問題なし
・マインドウェーブ :×:粘着力が弱く貼り付けられない


結論

ふせん作成に最適なテープのりは、「ピットタックCの2本引き」である。
もちろん、この結果は、私の主観である。

今回試した4製品のうち、実用に耐えうるのはトンボの2製品。

トンボの2製品
特に「ピットタックC」は、ふせん作成のために生まれただけあって、全ての評価項目で良好な結果を得られた。


粘着力は、ノリノ>ピットタックC>ピットテープM>マインドウェーブの順番である。
以下、各テープのりに対する評価コメント。
結果は全て、工作師の主観である。

1)ノリノ
 ふせんを作るには少し粘着力が強すぎる。
 もちろん、今回は特定の紙で試した結果である。
 他の紙では良好なものもあるかもしれず、一概にダメということではない。

2)ピットタックC
 全ての比較項目で良好な結果を得られたため、ふせん作りには最適である。
 ピットテープMでは、テープを貼るときに「カリカリ音」がうるさいのだが、ピットタックCではほとんど音がしないように改善されている。
 まれに紙にのりが移ってしまうことがあるのだが、このとき指でこすってものりを除去できないのが難点。
 指でこすって除去できるようにすることと、最適な粘着力を両立するのは難しいんだと思う。

3)ピットテープM
 ふせんをはがすと紙にのりが残ってしまうのが難点だが、指でこすれば簡単に除去できる。
 ピットタックCの容量が8mなのに対し、こちらは16m、安心して使うことができる。
 若干カリカリ音がうるさいのと、入手しにくいことが難点である。

4)マインドウェーブ
 粘着力が弱すぎて、一度はがしたら貼りつけることができない。
 面白いコンセプトの商品だけに、結果が惜しい。

。。。
今回紹介した以外にも「貼ってはがせる」タイプのテープのりは、各社から発売されている。
種類が多すぎるので、すべてを試すことはできない。

また、ふせんを作る紙、ふせんを貼る紙によっても結果が異なるはずである。
いろいろ試してわかったことだが、メーカー開発の方の苦労は察して余りある。

「ふせん作りに最適なテープのり」
皆さまも見つけたり試してみたら、情報を教えていただきたい。

あれ?
このコラム書いた後に気づいた。
コラムニストのまさにゃんも同じような評価をしているじゃないか。

しかも見解が違うなぁ。

まさにゃんの見解

。。。
ピットタックC。
「ふせん作り」のために、生まれた商品である。
ふせんを作れる

つまり「ふせんを作る」というニーズが、メーカーに認知された結果であるといえる。


ま、7年間ふせんを造り続けいている私の手柄、というつもりはないのだが。。。
( ̄▽ ̄)T

 

 


<免責事項>
評価の結果は、工作師の主観です。
結果を保証するものではないことをご了承ください。

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