カレンダーにいくら使っていますか?
この「glassine paper Calendar」ですが、リプラグさんはこれらのオリジナルカレンダーを「販売」しています。
お年賀にもらう「タダ」のものではないのですね。
これに価値を見出して、お金を出して買ってもらわなければいけません。
しかし、多くの日本人にとって、まだまだカレンダーは「買う」ものではないようです。
実はわたくしも、いつも無印良品さんで年明けに値下がりしたものを買っています。(せこくてスミマセン)
同じ季節商品でも、手帳にはこだわる人が多いのに、カレンダーに関してはまだまだそういう意識の人が大半だと思います。
仕事してても家にいても、眺める回数は手帳に負けていないはずなのに、不思議です。
リプラグさんは、デザインの力でそこに挑戦している。
なんだか、その心意気に感じるところがあったので、わたくしなりに後押しできるかどうか、レビューしてみたいなと。
「glassine paper Calendar」は「作品」レベルな逸品。
これが「glassine paper Calendar」。
一瞥するだけですと、単なるきれいなカレンダーに映るかもしれません。
しかし、よーーーく見ていただきたいのです。
そう、下の柄や文字が透けているでしょう?
一番上の1月に印刷されているのは、青色の氷の結晶と青色の草。
その下にぼんやり重なっているのは、翌月以降の柄なのです。
この透ける紙、何だと思われますか?
冬になると帰りにコンビニでホカホカのやつを買って食べ歩きしたくなるあれですよー。
一枚めくると、、、日付が印刷されているページから日付を除いた絵のページが登場します。なんとニクい演出!
これもめくらないと、次の月が出てきませんから、当然めくってしまうわけなのですが、このかわいい紙、あなたなら何に使いますか?
実は、ちょっとした小物のラッピング、ブックカバー、便箋、折り紙、絵を描くなどなど、使い道∞ペーパーなのです!
あ、この紙の正体、わかりました?
答えはグラシン紙、グラシンペーパーと言いまして、身近なところでは肉まんにくっついてる底紙!(食品向けにさらに加工があるようですが)
ちなみに、グラシンに蝋加工したものがパラフィン紙です。(ざっくりトリビアでスミマセン)
これらグラシン族の用途は広いですよね。クッキングシートやトレーシングペーパーもそうですし、紙風船、薬包などもこの類です。
でも、これにフルカラー印刷しているのって見たことありますか?
多分ないと思うのです。薄くて、柄合わせとかいかにも大変そうですよね。
この「glassine paper Calendar」、印刷工場さん泣かせのカレンダーでもあるのです。かなり苦労して印刷されたようですよ。こうなると、もうほとんどアート作品です。
2月になると、少しずつ芽吹いてくる感じに。
春になると、何やら生き物も。(チラリ)
素敵すぎて、カレンダーなのに書き込めない!
いえいえ、この雰囲気や世界観を壊さないまま、カレンダーとしての実用性を確保する方法を考えましたよ。
それは、、、マーカーでの印付け!
でも、めっちゃネオンカラーの蛍光マーカーですと、ちょっと違うかなぁという気がしまして、選んだのがこれです。
ゼブラさんのマイルドライナー。
他のペンメーカーさんからもマイルド系のマーカーは出ておりますが、ゼブラさんは全15色もあるのがポイント。
これで、◯◯色は習い事の日、◇◇色はデートの日みたいに、決めておけばいいのかなと。
んでもって、こんな風にグリグリしちゃえば、そんなに雰囲気を邪魔せずにカレンダーの機能性をアップできますよね。
(ふたつ大事な予定がある日はどうしましょうね。二重丸っぽくするか。)
あ、ちょっと思ったのですが、この、マーカーをしたページですが、1年分取っておいて重ねたらどうなるのかな。
活動的な曜日とそうでない曜日などがよくわかったりして。
おじさんですが、なんだか楽しくなってきました。(・∀・)
これはやはりオフィスというよりも自宅で使いたいかなー。
蛍光灯よりも白熱灯かなー。
いろいろ飾りたい場所を考えてしまいます。
もちろんお好みですので、自由に使っていただければ結構なのですが、やっぱり素敵すぎて、いろいろ気を遣ってあげたくなっちゃうカレンダーですね。
女子力、高いです!
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- 高木芳紀
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私が2017年やってみたいことの1つに文通があります。しかし大体の近況をSNSで書いちゃうこのご時世にどのような方法があるのか、考えてみました。