2016年12月3日更新

【自称工作師が茶化す「ジュース」】

パイロットのジェルボールペン「Juice」を茶化す(茶色化すること)フリしてゼブラさんにお客様の声をお届けしてみました、というお話。

自称工作師

文具工作部隊「SKIP」隊長、日本茶色普及協会理事長、茶色好き(通称:チャイラー)。
「ないものは自分で作る」「作り方は自分で考える」をモットーに、不定期で「工作会議」を開催しワークショップを行っています。

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はじめに

ジェルインクボールペン「Juice」。
今回はこれを茶化すとどうなるかやってみる。

使った技術は「工作師リフィル」。
工作師リフィルとは、ボールペンのリフィルから元のインクを完全に取り除いて、かわりに万年筆などの別のインクを入れる、工作師が実用化した業界最先端技術である。

「Juice」の特徴

ゼブラの「SARASAクリップ」を意識して作られたことが、随所からわかる。

まず外見。
クリップ形状を始めとして、全体のバランス、滑り止めグリップ、リフィル形状、部品構成などが酷似している。

SARASAクリップの代名詞であるクリップがインク色と同じ色で「主張」しているのに対し、Juiceのそれは透明で控えめである。

しかしJuiceのクリップには穴があいており、アクセサリーなどを取り付けて楽しむことができるようになっている。

リフィルを見てみよう。
両方とも一般的な水性ボールペンリフィルと同じ形状なので、似ているのは仕方ない。

しかしJuiceのリフィルの尻部分には、SARASAクリップのリフィルには存在しない「フタ」がついているのだ。

一般的なユーザーには、あまり関係のないことかもしれないが、工作師リフィルでまれに起きる「油漏れ事故」の防止には極めてありがたい。

リフィルのインクを入れ替える層のユーザーに対しても、十分な配慮をいただくよう、ゼブラさんにはより一層の企業努力を期待している。

さらにリフィル軸のプラスチックの「厚さ」に着目してほしい。
何とSARASAクリップよりもJuiceのほうが、壁が薄いのだ。

この事象に対するメーカーからの見解は得られていない。
「軽量化か?」と思ったのだが、ボールペンで軽量化を図ることにそれほどの意味があるとは思えない。
「同じ形状の軸でより多くのインクを蓄えて長持ちさせるようにしたのではないか?」というのが、工作師の推測である。
あくまで推測の域を出ないため、パイロットの商品開発者からのコメントをお待ちすることにする。

。。。
では、同じ形状の軸なので、入れ替えてみよう。

ん?

Juiceの軸にSARASAクリップのリフィルは入るのだが、SARASAクリップの軸にJuiceのリフィルが入らない。

先端があまり出ず、引っかかってしまうのだ。

どういうことなのか?

「SARASAクリップのリフィルが好きだけど、Juice本体も使ってみたい」というユーザーはそれができるのに対し、「Juiceのリフィルが好きだけど、SARASA本体も使ってみたい」ユーザーには、それができない。
つまり、SARASAクリップのリフィルを入れさせることで、SARASAクリップのユーザーを取り込もうと考えているのではないかと思われる。

写真を見てもわかるように、見た目のペン先の太さはほぼ同じである。
ミリ単位未満の世界で、メーカー同士のせめぎ合いが行われているのだ。

このようにJuiceは、後発であるがゆえの優位性を生かした工夫が随所に見て取れる。

ま、メーカーの見解は得られていないため、あくまで工作師の「妄想」ではあるが。。。

作ってみる

工作師リフィル技術を使うため、作り方はSARASAクリップのときと同じである。
JuiceとSARASAクリップの比較に心血を注いだため、工作部分はこれにて省略。

まとめ

今回Juiceを茶化してみた。
しかし、私はSARASAクリップしか愛せない。
主観であるが、SARASAクリップのボールのほうが、どうしても書きやすいのだ。

しかしSARASAクリップに対する私の思いは、片思いのままである。

私の好きな「明るめの茶色」を出してくれないからだ。

Juiceの茶色は、ブラウンとダークブラウン2種類ある。
SARASAクリップの茶色は「黒に近い茶色」1色である。

日本茶色普及協会は、SARASAクリップの茶色を、茶色として認めていない。



私の希望する茶色をゼブラさんが発売してくれるまで、私はメーカーの嫌がるリフィル改造を世の中に広めていく所存である。
( ̄▽ ̄)T

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