2015年8月10日更新

【自称工作師がつくる「モンピツ」】

お気に入りの軸に、エンピツをぶちこんでみる。
エンピツは単体でも使うものなので、標準リフィルよりも少し太い。
さて、どうやってお気に入りの軸にぶちこむか?

自称工作師

文具工作部隊「SKIP」隊長、日本茶色普及協会理事長、茶色好き(通称:チャイラー)。
「ないものは自分で作る」「作り方は自分で考える」をモットーに、不定期で「工作会議」を開催しワークショップを行っています。

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はじめに

 

私はもともと似顔絵を書くのが、好きである。
学生時代、先生や友人の似顔絵を書いていた。

20歳の頃、女子の似顔絵を書いたことがある。
本人以外には好評だったのだが、コンプレックスを著しく強調したため、モデルとなった女子に平手打ちを食らったことがある。
以来、女子の似顔絵は書かないことにしている。

最近、デッサンという名の似顔絵の練習をはじめた。
やはりデッサンといえば、エンピツを使う。
エンピツで似顔絵を書いていて、ふと考える。

コレって、お気に入りの軸に入らないかな。。。

というわけで、今回はお気に入りの軸にエンピツをぶち込んでみる。

 


工作のポイント

 

1)エンピツの太さ

エンピツは単体で使うものなので、ボールペンのリフィルに比べて太い。
そのままでは、お気に入りの軸に入らない。

普通のエンピツを細く削ることも考えたが、めんどくさいので実用に耐えない。

文具店を徘徊していて、たまたま見つけた手帳の背表紙に格納されている細い替えエンピツ。
リフィル形状と比べてみると、太さがバッチリ合ったためコレを利用する。
ダイゴー手帳用エンピツ

 

2)削ると短くなる特性

エンピツは削ると短くなるという、宿命ともいえる特性がある。
使うたびに短くなるということは、「インターフェースを変えない」というボールペン改造の基本から相反する。
したがって、削っても短くならない仕組みを考える必要がある。

バネやネジを取り付けることも考えたが、高い工作技術を要する。
誰でもできる工作でなければ、このコラムで紹介することができない。

たまたま入ったカフェで見つけた「ストロー」。
これを補助軸のようにして使えば、長さを一定にすることができる。

 


今回必要な材料

 

1)お気に入りの軸
 今回もモンブラン№P163を使う。
モンブランP163

 

2)ダイゴー手帳用エンピツ
 文具店で購入。
ダイゴー手帳用エンピツ

 

3)ストロー
 エンピツの太さのストローを探す。
 「Cafe veloce」のストローがピッタリ。

 


今回必要な道具

 

1)カッターナイフ

 

2)ノコギリ

 

3)ハサミ

 

4)電動字消し
 必須ではなく、あれば便利という程度。
 カッターナイフで、キレイにエンピツを削れる技術があれば不要。


電動字消しくん

 

5)鉄ヤスリ
 電動字消しと扱いは同じ。
 なくてもよし。

 


作り方

 

1)エンピツの後ろを切り落とす

 エンピツ後部の金属の部分を、ノコギリで切り落とす。


エンピツの後ろをカット

 

2)エンピツを削る

 標準リフィルの形状に合わせて、カッターナイフでエンピツを削る。

 このエンピツ、「電動字消し」の字消し部分にセットすることが可能。
 エンピツを高速回転して鉄ヤスリを当てれば、きれいに削ることができる。


電動字消しと鉄ヤスリ

 

3)ストローの装着


 ストローを切って鉛筆後部に差し込み、標準リフィルの長さに合わせる
 (太さが合わなければ、マステで補正する)

 

ストロー


ストロー装着


4)組み立てる


 作成したリフィルを、お気に入りの軸に入れて組み立てる。

 


完成。

 


使ってみる

 

実際にかいてみる。
うん、エンピツだ。


このペン、モンブラン+エンピツなので「モンピツ」と名づけることにする。

モンピツ

 

モンピツは、かくにつれて芯が短くなってくる。

短くなった芯はカッターナイフ、もしくは電動字消しで削る。
ストローを引き伸ばしてオリジナルリフィルの長さにすれば、エンピツが短くなっても使い続けることができる。

 


まとめ

 

恒例のわたしレシピ。

わたしレシピ

 

。。。


モンピツ、筆圧をかけない「デッサン」には何とか耐えうる。
しかし、軸の中で芯が裸なので、ちょっと筆圧をかけるとエンピツの芯が折れてしまう。
芯を折れにくいようにすることは、今後の課題。

 

またエンピツが短くなるたびに削るのが、めんどくさい。


専用の「モンピツ削り」、今度作ってみるかな。
( ̄▽ ̄)T

 

 

 

 

 


<免責事項>
ボールペン改造、もしマネするひとがいるならばトラブルが起きても当方では責任を負えません。
自己責任で行ってください。

 

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